アイディアたまて箱

学級開き「これだけは絶対ダメ」をしっかり伝えよう  (小学校・低学年)

概要
居心地のよい学級を築くためにも学級開きのルール作りはとても大切です。低学年ほど簡単なルールでわかりやすくし、高学年になるにつれ子供たちの実情を踏まえたルールを作り、そして、子供たちの考えを活かした自治的なルール作りができるようになるのが理想です。

内容・方法
4月の学級開きで、「次の3つのことをしたら叱るよ」と、子供たちに伝えます。
(例)
①いじめをしたとき
②命に関わる危険なことをしたとき
③2回言っても直そうとしないとき(3回目)
また、夏休み明けや、2学期の始まりなど定期的に子供たちと確認します。
*数は少なく、みんなが守れるルールにすると良いです。

効果
事前に伝えておくことで、子供たちは3つのことを意識して学校生活を送ることができます。また、指導の際にも「〇〇はダメだよと4月に言ったこと覚えている?」と、学級開きの時期を振り返ることで、4月当初の緊張していた初心に戻すことができます。毅然と対応することで、より効果が高まると思います。

 〔栃教協専門委員会教育文化部〕

編集人より
4月は、ルール作りや組織作りだけでなく、学習に関すること、給食や掃除の仕方、やることは山ほどありますが時間が限られています。5月の連休後に点検し、再構築することも考えておくと心にゆとりが生まれると思います。高学年になるにつれ「○○先生は、~だった」と主張する子供がいるので、学年の職員同士や前学年担任とも情報共有することも大切です。新年度のスタートがよりよいものとなりますように。