「2冊のノートで宿題チェック」(小学校)
内容・方法
①漢字練習や計算ドリルなど、課題別に専用ノートを2冊ずつ準備してもらう。
②提出日には、宿題をやってきた1冊目のノートを預かり、2冊目のノートを渡す。
③次の日は、宿題をやってきた2冊目のノートを預かり、前日に丸付けをした1冊目のノートを返す。
効果
学校の教職員は一日中忙しく、子供たちと向き合う時間を確保することが難しい。特に、空き時間がほとんどない小学校の場合は、提出された宿題をチェックしてその日のうちに返そうとすると、休み時間は丸付け作業に追われてしまい、子供たちに目が行き届かなくなる。
毎日の宿題チェックは、とても大切な仕事である。この方法は、宿題の丸付け作業を放課後等に落ち着いて行うことができるので、時間的にも精神的にも子供たちと向き合う余裕が生まれる。天気がよい日は、休み時間に子供たちと一緒に遊ぶこともできるようになる。
※ 宿題など家庭学習の取組については、学校や学年の方針があり、同一歩調で行うのが
原則である。課題別に専用ノートを2冊ずつ準備してもらうのは、家庭によっては負担になる場合もあるので、十分に配慮する必要がある。自分だけの判断で拙速に行わず、学年やブロックの先生方と相談しながら、どんな工夫が可能なのかを考えてほしい。
〔栃教協専門委員会教育文化部〕
掲載日:2016年4月14日|アイディアたまて箱